2018.05.02 目的は何ですか?伊那食品工業さんに行ってきました②
先週の伊那食品さんの会社見学の続きです。
それでは何故そんな社風になったのか?
現時点だけを見てしまうと違いに圧倒されますが、
一朝一夕で社風が出来上がったのではないはずです。
そのヒントは塚越副社長の話と会社に飾られている
創業当初からの写真にありました。
ポイントは「目的(理念)を大切にしていること」
だと感じました。
伊那食品さんの社是は
「いい会社をつくりましょう。」
-たくましく そして やさしくー
全ての活動をするにあたって、目的(何のために)を大切にされていると
感じました。
例を挙げると、利益は手段で社員の幸せが目的であるから、
会計上はコストである給与も目的だからカットすることはしないのだそうです。
業績を上げるのも、社員さんたちの給与(目的)を上げ続けるため。
社員を幸せにするための具体的な実践が毎年給与を増やし続けること、だと
お話しされていました。
また掃除にも目的があり、それは気づきの訓練だそうです。
だから場所を決めていない、すべて明確な目的があるからです。
他にも数字目標は一切無いそうです。
会議は未来のことを考えるための場所であるから
数字は現時点を確認するぐらいとのことでした。
全てを数値化したいという経営者が多いが、
数値化すべきところと数値化すべきじゃないところがある。
実は数値化できないものの方が多く大事なことも多い、のだそうです。
社員さんの人事評価も実質的に無いに等しく
基本的に年功序列で賃金が上がり続けるようです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
中小企業に夢と感動の経営を!
5月2日 伊藤圭太