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2018.06.06 学びの効果を上げるコツ

倫理法人会の経営者モーニングセミナーで学んだことです。
セミナーの講話は実践体験報告が中心になりますが、
定期的に倫理研究所の研究員の方が講話者として来られます。

常日頃から倫理のことを研究しており
話が分かりやすく原理や原則を教えてくれます。

今回のテーマが”学びの効果を上げるコツ”

皆さんは学ぶの語源を知っていますか?
通説では学ぶとは、”真似ぶ”つまり真似をすることが
語源となっているそうです。

具体的には守(基本)・破(応用)・離(自由)のことです。
最近は基本をおろそかにして、いきなり自由にやりたがる人が多いそうです。
私はこの守(基本)ができていないと本質的に何も身につかないと思っています。

守(基本)が大事といっても本当に素直に学び続けることができる人は
多くはないのではないでしょうか。もちろん私も含めてです。

そこで学ぶときの姿勢を教えてもらいました。
新しいことを学ぶ(真似ぶ)ときはコツがあります。
それは”捨てる”ことです。

俺だったらこうする、とか、これはちょっと自分の考えと違うかな、とか
考えながらやっていては基本は身につきません。

捨てるのは次の3つです。
①経験(特に成功体験)
②先入観・自分の凝り固まった価値観
③プライド

コップに並々と水が入っていたら新しい水を注ぐことはできませんよね。
コップの水をすべて捨ててから新しい水を注ぐのが正しいのです。
多いのは半分捨てて、新しい水を入れようとする人。
中に入っていたのが水ならまだしも、これがオレンジジュースだったらどうでしょうか。
半分の古いオレンジジュースに水を注いだら、薄くて不味い液体になるだけです。
よりたちが悪いです。

最後に③プライドを捨てるにも具体的な実践があります。
・目の前のものを穴が開くぐらい徹底的に磨くこと
・身の回りにある必要でないものは全部捨てること

やはり毎日の実践の積み重ねですね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

中小企業に夢と感動の経営を!
6月6日 伊藤圭太

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