わたしたちの体験談

和田 悠里子

「経営計画書」が会社を変えた

私が担当している会社が、社長の「経営計画書」作成をきっかけに大きく変革を遂げたお話です。
その会社は当時、社員が15名程で、私は所長からの引継ぎによりそのお客様の担当になりました。その会社の担当者は、なんと社長でした。初めてお会いする際はものすごく緊張しましたが、その社長は、元気で明るくて会社の中を一人で盛り上げている人だったので、私に対しても明るく接してくれました。私は、毎月お伺いして月次の報告などの業務をおこなっていました。
そんなある日、社長が、「経営計画書を作ろうと思う」と私に言いました。急に、「経営計画書」という言葉が出たので、ビックリしたのですが、どうしてですかと尋ねると、「以前伊藤所長から、経営計画書を作成すると、自分自身が変わり、それにより社員が変わる、幸せな会社を作る一番の近道ですよ、という言葉を思い出したからだよ。」と。私は、社長の「経営計画書」作成のお手伝いをさせていただくことになりました。

和田 悠里子

まずは、経営理念、経営方針、そして数値目標…。私ができることは、社長が自らの手で計算してはじきだした数値目標をシミュレーションし、具体化することです。この数値目標を達するために、資金がどれくらい必要なのかなど、社長が目標に向かって進んでいくために現実の状況をつかんでもらうために…。長い月日を費やして一緒に考えていきました。そして、完成。
経営計画書が完成し、社長が全社員の前で発表をしました。「経営計画発表会」です。自ら作成した経営理念、経営方針を難しい言葉や表現を使わずみんなが理解できるように分かりやすく説明し、そして、自らの手ではじきだし掲げた数値目標を全社員に伝えました。その結果、全社員が経営理念、経営方針に基づき考えて行動し、全体の数値目標を社内で割り振りをし、各自数値目標を設定し、それを達成するために全力で仕事をするようになりました。今では、毎年3名以上の社員を採用し、社員数が当時の倍の30名。事務所も移転しました。社内の組織体制、教育体制も充実し、誰がみても幸せな会社へと変革を遂げたのです。
どの会社の社長も当然、理念、目標などそれぞれ持っていると思います。しかし、社長個人だけ持っていてもなかなか社員には伝わりません。自らの手で書き、成文化をすることで、初めて社員が理解し、目標に向かって一丸となれるのです。私はこれからも、全ての会社が「幸せな会社」になれるように、少しでもお役にたてればと思います。

 

小島 豊弘

「月次決算書」の活用術

私が担当しているお客様が「月次決算書」を使って、全社員を経営者目線に変えることができたお話です。
そのお客様は5名程の会社で、毎月社長が気にしているキャッシュフローや税金の話をするためにお伺いしていました。社長は、長年の経験と感覚で会社の売上・利益などの数字を把握していました。ある時社長から、「自分は会社の現状を頭の中で分かっているのに、それを社員に対してうまく説明できない、分かってもらえない。」などの悩みを打ち明けられました。私は、「月次決算書」の活用をすすめました。毎月決算をし、会社の状況を常にタイムリーに把握することで、次の一手を見つけることができるからです。また、それを社長が理解し、社員全員に伝えることが解決につながるのではないかと考えたからです。
それから毎月、その会社の「月次決算書」を作成し、社長へ伝えるようになりました。

小島 豊弘

しかし、私が月次決算書について説明をしていくと、社長に、「三期比較には興味がない、経常利益グラフの話は時間が無いから今はいい、その他は読んでおくからキャッシュフロー計算書についてだけ説明してほしい。」と言われました。社長は私に、月次決算書の興味のある項目だけ説明してもらうことを求めていたのです。私は、これでは今までと何も変わらないのではないかと思いました。社長の本心は、「会社の現状を社員に伝え、理解してもらいたい」ということなのに…。私は、ここに来ている意味は何だろうか、と考えました。答えは、「社長の本心を現実にすること」に結びつきました。そのためには、「月次決算書の全てを社長に把握をしてもらわないといけない。」その想いを社長に伝えました。
それをきっかけに、毎月、月次決算書の全てを説明していきました。ゆっくり、丁寧に、分かりやすく。社長も、社員に説明して理解させることを想像しながら真剣に取り組んでいきました。
そして現在、この会社は、毎月1回、月次決算書を使って、社員全員で前月を振り返り、「反省」をし、「次の一手」を考え、意見を出し合っています。社長が想像していたよりももっと高いレベルの会社に生まれ変わったのです。それはまさに、全員が「経営者」になったかのように。
中京会計は、年1回の決算書は、ただの結果でしか無く、毎月決算を組むことで今の現状をタイムリーに把握することが最も重要なことであると考えています。月次決算書では、全社員が経営の勉強ができ、「どうやったら利益があがるのだろう」、「目標の利益のためにはどのくらい売上が必要なのだろう」などを全社員一丸となって考え、次の一手を見つけることができます。だから私は、「月次決算書」の大切さを皆様に伝え続けることができるのです。

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