スタッフブログ

Staff Blog

2019.04.15 数字のミカタ キャッシュフロー計算書⑤

毎月1回数字の見方をお伝えするコーナーです。

さて、これまで利益と現金(キャッシュ)がずれる原因は主に以下の4つあるとお伝えしてきました。
①売上債権
②仕入債務
③棚卸資産
④借入金・借入金返済

今回は④借入金・借入金返済について見ていきます。

事業を営んでいると、金融機関等から借入をすることがあると思います。
そして借りたお金は毎月一定額を返済する必要があります。

このときに勘違いしやすいのが、「借入金の返済は経費にならない」ということです。
つまり、借金の返済は税引後の利益から返済する必要があるのです。

また、借入をした際も利益にはなりません。

そのため、借入金・借入金の返済は利益とキャッシュがずれる大きな要因となるのです。

「税引後利益+減価償却費※」が借入金返済金額以上でなければ、
キャッシュは減少していく一方になります。
※減価償却費はキャッシュの出ていかない経費のため、借入金返済原資とみなします。

自社の毎月の借入返済額・試算表を一度確認してみてはいかがでしょうか。

4月15日 木原明日香
中小企業に夢と感動の経営を!

一覧へ