所長ブログ

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2016.05.11 デレゲーション

経営者が経営者の本当の仕事をするには、今やっている仕事を
社員に委任しなければなりません。
所謂、任せる、ということです。
委任にも二通りあって、部分的な委任と全面的な委任です。
大きく効果を発揮するのは全面的な委任。
その中でもデレゲーションについて実践したことを紹介します。
デレゲーションとは、物事を進めるためのルールを明確にして
部下に仕事を任せること。
全面的なデレゲーションは大きなレバレッジをきかせることができます。
分かりやすく言うと、いちいち指示をしなくてもよくなります。
これはルールを明確にすることにポイントがあります。
では具体的に何を明確にするのか。
次の5つを明確にして行います。
1.望む成果
2.ガイドライン(守らなければいけないルール)
3.リソース(使える人員や資源)
4.アカウンタビリティ(評価基準)
5.評価の結果
家庭で実験してみました。
うちの長男の勉強机が常に散乱している状態。
毎日、整理整頓をするようにと妻が声を荒げています。
このままでは毎日言い続けなければならない…
そこで緊急家族会議を開催。
家族が快適な生活を送るためには、やらなくてはいけないことが
たくさんあることを全員で確認しました。
家のローンを払う。食事を作る。掃除をする。買い物をする。
洗濯をする。赤ん坊の面倒を見る・・・・
誰がやるか決めていくとほとんど妻の仕事になります。
「ママだけ大変だね、僕も手伝う。」息子
「じゃあ何ができるかな?」母
「僕、自分の机の上を片付ける」息子
今日から机リーダーの誕生です。
そこから全面的なデリゲーションを息子に伝えます。
1.望む成果は、机の上に何も無い状態にすること(見本を見せます)
2.机の上のものを床に置いたりして一時的にキレイにするだけはダメ
(守らなければいけないルールを明確に)
3.パパが家にいるときは、言ってくれればいつでも手伝う
(リソース、使える人員)
4.朝に利仁が自分から机の上がキレイかどうかを報告する
(アカウンタビリティ)
5.はお小遣いにしても良いかな、と思いましたが当面は無し
さあ、どんな結果が出るか…見守ってみたいと思います。
 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
経営計画書と月次決算で夢と感動の経営を!
5月11日 伊藤圭太
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