所長ブログ

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2017.01.11 組織論の誤り

先週の土曜に愛知県倫理法人会の新年互礼会に出席しました。
愛知県の行事としてはおよそ3年ぶりの参加になり、
役員を受けていたころと比べて新しい人との出会いが多く
新鮮な気持ちでした。

基調講演は加賀屋の小田会長。
「おもてなしと経営活性」という演題でお話しされました。
旅館業はサービス業の最たるもので
おもてなしの心が必要とされます。

昔は十人十色で良かったサービスが時代の変化とともに
今では一人百色のサービスが必要だという話に共感しました。

また経営の要諦はお客様の問題を解決すること。
そのために
①気持ちをひとつにした組織づくり
②お客様ターゲットをしぼる
③解決のノウハウがある
④資源(時間とお金)を集中して使う
という4点をお話しされておりました。

まさにその通りで、組織づくりの目的は
お客様に正しいサービスを提供する戦闘集団を作ることです。
従来の組織論の誤りは、その目的が組織を維持すること、であることです。

企業集団の他の組織との大きな違いは
「お客様とライバルが市場にいること」です。

お客様は社内にいないので、どうしても内部に目が行きがち。
内部をうまく管理できれば業績が上がるように錯覚しますが、
内部にはコストしかありません。

企業発展のために必要なお客様は外にしかいないのです。
しかもお客様の要求は変化し続けています。
その変化に合わせて組織を変えていかなければ生き残っていけないのです。
そのことを忘れないように何のための組織なのか?
をもう一度見直してみたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。

 
中小企業に夢と感動の経営を!
1月11日 伊藤圭太

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