2019.11.11 理念の共有 背景を知る
皆さん、こんにちは。
急に寒さも厳しくなり、本格的に冬の季節になりましたね。
どうぞ、お体ご自愛ください。
皆さんは、「仏典結集」という言葉をご存じでしょうか。
これはお釈迦様がお亡くなりになられた後に、お弟子たちが、お釈迦様の教えを
後の人に残そうとした際の方法が、まず弟子の代表の一人がお釈迦様のご説法を
「このように私は聞きました」と語り、その内容に間違いがないかを徹底討議して、
全員一致したもののみを書記が記録していったと伝えられていることを指します。
伝え方や言葉の微妙なニュアンスの違いで、どのように感じるのか
人それぞれ異なってくるかと思います。
話す側の本当に伝えたいことをきちんと理解するためには、
その言葉の背景を知ることがとても重要な事なのではないでしょうか。
私は普段から経営計画書を通して、伊藤の話を聞く機会がありますが、
色々な事例や、何かを体験して感じたことと合わせての話を聞くと、
その時々により「こんな捉え方、感じ方もあるのか」と
今までとは別の角度からのものの見方を発見したり、
こんな背景があったから、この理念に繋がるのかなと感じることがあります。
そうした新しい発見が自身の成長に繋がっていくのではないでしょうか。
相手の本当に伝えたいことは何だろう、話の核となるものは何なのか、
それを聞いた自分自身はどのように感じたのか、
以前とは異なる考え方が生まれたのであれば、それはどうしてなのか
といったように、一つの事柄に対してさまざまな角度から追及していくことは、
今まで見えていなかった何かを見つけるチャンスだったりするのではないでしょうか。
話をただ聞くだけではなく、きちんと受け止め、自分でしっかりと考え、背景を理解し、
誰かと共有することで、自分の成長や周りの気づきになっていくのではないでしょうか。
中小企業に夢と感動の経営を!
11月11日 石川 夏奈