2021.03.15 理念の共有 損得と尊徳
皆さん、二宮尊徳という人物をご存じでしょうか?
二宮金次郎といった方が、分かる方が多いかもしれませんね。
背中に薪を背負い、本を持っている銅像の人物です。
多くの方が一度は見た事があるのではないでしょうか。
その二宮尊徳が残した言葉の中に
「道徳を忘れた経済は罪悪であり、経済を忘れた道徳は寝言である」
という言葉があります。
社員を守り、会社を存続させていくためには利益を出すことはもちろん大切です。
しかし、ただお金を増やしたいという願望しかなければ
正しい経営をしているとは言えないと思います。
だからと言って、ボランティアになってしまっては本末転倒です。
大切なのは正しい経営をして、適正な利益を出すことです。
利益ばかり追い求めて人が離れっていってしまい常に人手が足りていない・・・
良い人達が集まってくれたけれど利益が出ずに苦しい状況が続いている・・・
このように、どちらか片方だけでは、会社を存続させていくことは出来ません。
中京会計の経営計画書の経営の基本方針のページには、
損得より尊徳(徳福一致の経営を目指す)という項目があります。
①正直に儲ける
②技術を磨く前に、心を磨く
③勤勉であり、正直であること
④先義後利
⑤知識があっても心が伴っていなければ上滑りする
私自身、時には選択を迫られた際に損得勘定に流されてしまうこともあります。
しかし、自分の利益ばかりを考えるのではなく、
自身の成長に繋がる選択、周りの人を助けられるような答えを
選ぶことができるように心がけていきたいです。
中小企業に夢と感動の経営を!
3月15日 石川 夏奈