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2017.06.14 景況調査

愛知中小企業家同友会では会員である
愛知県内中小企業約3,400社に対して
景況調査といわれる業況アンケートを実施しています。

 

一年間に4回行われ来年で25年目に突入します。
ひょんなことから景況調査のアンケートを分析する会議に
オブザーバーとして参加することになりました。

 

驚いたのが情報量の多さと現場からしか上がってこないであろう
生きた情報の質です。
それもそのはず、現場で実際に経営している現役社長が集まって
会議をしているからです。
そしてまとめ役の座長として立教大学の山口名誉教授が
情報の収集と取りまとめや分析をしてくださっています。

 

アンケートを始めた25年前は予算の無駄遣いだと言われていたそうですが
現在では経営の天気予報といわれるように経営に役立つ情報になっています。

 

中小企業の経営者は半径1メートルで経営をしている。
どういうことかというと、目先の取引先の状況が良かったり、
担当の銀行の支店長が景気が良いといえば好景気と感じてしまいます。
しかし大きな世界の一部であることに変わりはありません。

 

ミクロで経営をする視点も必要ですが、
マクロの視点を持ったうえでのミクロであれば
より一層経営力に磨きがかかると感じました。

 

また最近では中小企業1,500社の生の声ということで
各メディアや行政からも問い合わせがあり、
情報や施策のデータとして活用されているそうです。
このように先輩方が作り上げてくれた歴史があるからこそ
私たち現役経営者が経営しやすい状況なのだと思います。

 

バトンをしっかりと受け継ぎ
自社だけでなく中小企業や日本の未来のことまで考え
経営をしていける経営者になりたいものです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 
中小企業に夢と感動の経営を!
6月14日 伊藤圭太

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