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2016.11.11 先代と後継者

先代から後継者へ
丁度引き継ぎの最中のお客様を担当させて
頂いております。

先代社長は私の父親世代、そして後継者は私と同世代です。
お客様と担当という関係ではあるものの
私自身と父親との関係を重ねると
色々と思えてきます。

弊所所長の伊藤が最近よく口にするのは
「創業社長は会社の事は何でも知っている。」
「後継者は会社のことを何にも知らない。」
です。

父はいつまでたっても息子を自分の子供と思い
息子はそんな父親に男として反発したくなるものです。

ただ今の会社があるのは偏に
先代社長が苦労しながらコツコツと積み上げてきたものです。

当然今まで会社を支えてきたのは
社員の頑張りによるところも多分にありますが

社員の頑張りが良い結果になるのも悪い結果になるのも
経営者が良い結果になるような
判断を積み重ねてきたからで
先代社長の経営手腕によるとことろのものです。

どの先代社長もそのことをなかなか後継者に伝えることができない
歯がゆさや、もどかしさを持って見えるようです。

逆に後継者は全てあるのが当たり前の状況から
会社の経営に携わるので本当の意味で
その有り難さが分からないことが多いとのことです。

先日あるお客様のところで伊藤が
自然と口にした言葉が先代社長に大変に喜ばれました。
「今の会社があるのは偏に先代社長の人徳によるものですよ。」

世代交代をしようとしている最中のお客様との関わりの中で
ただ数字の話をするだけではなく
先代社長が後継者になかなか伝えにくいことを
第三者と言う立場から伝えてあげるということも
会計担当の大切な使命だと感じました。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

11月11日 小島 豊弘
中小企業に夢と感動の経営を!

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