先日、小牧市倫理法人会とは別の倫理法人会に参加しました。
女性会員の実践報告をするというイベントをやっており、
7人の方のお話をお聞きしました。

いつもとは別の単会に参加すると、雰囲気が違ったり勉強になります。

その中で、最近M&Aをした方のお話がありました。

売上は伸びていて利益も出ているけれど、
季節変動があり資金繰りに難がある。
自身の資金力では、安心して社員の皆さんに給料を払えない。

社員の解雇も一切せず、給料体系も変えず、
続けてくれる方を募集しておられたそうです。

探して半年間、条件に合う方が見付からず、
心身ともに大変だったとお話しされていました。
倫理法人会の「万人幸福の栞」が心の支えとなったから
半年間乗り越えられた、と。

8月も半分過ぎたころ、お話があり、
条件そのまま引き継いでくださる方が見つかったそうです。

とても社員さんを大切にされている会社でしたが、
社員全員で考えた理念もそのまま引き継いでくださると。

会社を続けるというのは様々な困難があります。
中小企業は社長に何かがあったら続けることができないことも多いです。
最近は後継者がいないため、利益が出ていても廃業の選択をする方も多くあります。

先日参加したセミナーで
「M&Aは乗っ取りではない、企業同士の結婚だ」
という言葉を聞きました。

今回の話は、まさにその通りだと感じます。
M&Aも会社を続ける一つの方法ですね。

10月31日　和田悠里子
中小企業に夢と感動の経営を！