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2019.02.15 数字のミカタ キャッシュフロー計算書③

毎月1回数字の見方をお伝えするコーナーです。

前々回からキャッシュフローについてお伝えしています。

さて、利益と現金(キャッシュ)がずれる原因は主に以下の4つあるとお伝えしました。
①売上債権
②仕入債務
③棚卸資産
④借入金・借入金返済

今回は②仕入債務について見ていきます。

仕入債務とは主には買掛金·支払手形のことを言い、
損益計算書の科目で言うと仕入高や外注費になります。

前回お伝えした売上債権と同様、これらの科目は会計上、実際に取引が発生した時に計上します。
しかし、実際に現金が出ていくのは1か月後であったり、支払手形の場合は数か月後、
というのが一般的かと思います。

そうすると、例えば会計上は1月に仕入高が上がっていてもその分の現金は2月出ていく、というようになると思います。
ここで利益と現金に差が発生することになります。

大体の業種は先に材料等を仕入れてそれを販売して売上がたつと思います。

そのため、売上債権の回収を出来るだけ早くして
仕入債務の支払いを出来るだけ遅くすることで
キャッシュフローは良くなります。

すぐに変えることは難しいかもしれませんが、
意識するだけでも変わってくると思います。

一度自社の入金サイト·支払いサイトを見直してみては如何でしょうか。

2月15日 木原明日香
中小企業に夢と感動の経営を!

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