所長ブログ

Director Blog

2019.05.22 経営 人から生み出される創造力・技術力

ベンチマークされる会社はどこも素晴らしい会社です。
人の教育をはじめとする人づくりに、たくさんの時間と
お金を使っています。

その時間とお金はどこから来るのでしょうか。

やはり企業である以上は利益を出して
継続し続ける責任があります。
どの会社にも共通していることが高付加価値の経営です。

西精工さんの場合もナットの製造販売を主たる業としています。
しかしそのナットを”ファインパーツ”と名付けて
お客様にとっての付加価値を提供し続ける努力をされています。

規格通りのナットではなく、お客様の用途に合わせて
加工をしたり開発をしています。

背景には何があったのか西社長にお聞きすることができました。
入社する前から一度も赤字を出したことが無く
財務体質は良好、だからこそ経営陣に危機感が
全く無かったのだそうです。

ナットの金型は現場で作りたい放題、
原価計算を取り入れたところ赤字の金型も
多くあったのだそうです。

また当時売上の3割を占めていたベアリングを
将来を見据えて撤退。
強みのみで生きていくことを決意し
他は捨てることを決断したのだそうです。

会社が赤字であれば不退転の覚悟を持って改革できますが
黒字の状態のときにその決断ができるのは凄いことです。

ここでは書けないこともまだありますが
自社でも考えなければいけないことは多くありました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

中小企業に夢と感動の経営を!
5月22日 伊藤圭太

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