中京会計伊藤圭太税理士事務所主催　第5回経営者塾が終了いたしました。

　第5回目の今回は「経営戦略はこう立てる～経営戦略の立て方と活用術～」というテーマで、ワークを中心に話を進めていきました。

◆経営理念・ビジョン・経営戦略・戦術の関係
　経営理念：会社の存在意義・哲学。思想や使命
　ビジョン：理想の中で最も成し遂げないといけないもの
　戦略：攻めるべきものは何かを明確にする（＝方向性）
　戦術：何を使ってどのように戦うか、具体的な方法を明確にする（＝方法・道具）

　経営理念を実現するためにビジョンがあります。

　経営戦略は、そのビジョンと自社の現状を把握し、ギャップを埋めるためのものであり、経営計画とは戦略と戦術を成文化・数値化したものであり、経営の羅針盤です。

◆経営戦略の立て方
　経営戦略を立てるには、まず自社の現状を知り、そこから戦略を考えていきます。

　　経営戦略を考えるには4つのステップがあります。
　①自社の強み・弱みや、会社を取り巻く外部環境を考える
　　SWOT分析・クロス分析などを使い、自社の現状を把握します。
　②商品戦略を考える
　　現状の商品の今後、新商品の検討をし、
　　今後どの商品に力を入れいていくべきか考えます。
　③市場戦略を考える
　　②で考えた商品を、どの市場（現存市場・新市場）で
　　販売していくのか考えます。
　④経営戦略を具体化する
　　①～③を参考にし、経営戦略を考えます。
　　経営戦略（方向性）が決まったら、
　　どのように戦っていくかという戦術を
　　5W1Hで具体的に作成していきます。

◆経営計画書を作成する
　経営戦略に基づいて、経営計画書を作成しましょう！
　言葉だけでは伝わりきらないことは多く、言葉だけではどうしても忘れてしまいます。なので成文化することが必要なのです。

今回はワーク中心で、考える時間が多いセミナーでした。
参加された方からは、なかなか自分で時間を作ることができないので、
すごくいいセミナーだったという声もいただきました。ありがとうございます！

次回は12月8日に、中京会計第6期経営計画発表会を開催いたします。
よろしくお願いいたします！

11月6日　和田悠里子
経営計画書と月次決算で夢と感動の経営を！