お客様や仕入れ先としっかり価格交渉を行えるようになりました
有限会社アイテツ工業・代表取締役 竹下伸矢様
- 御社の抱える課題は何でしたか?
- 弊社は工作機械の部品加工および製造業を営んでおり、現在法人化して27期目となります。去年の10月に先代から代替わりをしました。
4、5年程前にこれまで依頼していた会計事務所が閉業してしまい、同友会の仲間であった中京会計の伊藤代表に会計業務を依頼しました。
以前の会計事務所はいわゆる昔ながらの会計事務所で、面談は年に数回程度だったと記憶しています。その頃は自分自身が決算書で見るのは売上と利益程度で、正直なところ会計の細かい数字への理解が追いついていませんでした。
そのため依頼された仕事の価格基準も曖昧であり、同友会の仲間からもよく指摘をされ、なんとかしなければと思っていました。
- 月次決算でどのように解決できましたか?
- 以前は月の数字を工賃基準で考えており、短いスパンでしか数字を見ていませんでしたが、月次決算で月の利益とキャッシュフローを意識するようになってからは、先々の数字まで意識して見られるようになりました。
粗利を意識した価格基準を持てたことで、既存の契約をすべて見直し、お客様や仕入れ先としっかり価格交渉を行えるようになれた事は非常に大きいことだと思います。
また、数字についてわからないことや不安なことがあればすぐに相談できるので、経営者にとってはありがたい存在ですね。
- 毎月の数字を見ることでの変化はありましたか?
- 一番大きな変化は、自分自身が粗利率とキャッシュフローを意識するようになったことです。
これまでは業務にかまけて自社のことはどうしても後回しにしがちだったのですが、担当の太和田さんから毎月「やりましたか?」と聞かれるので、数字に対して前向きに取り組み、自分事に落とし込もうとするようになりました。
また、太和田さんに質問することが増えた事も変化のひとつですね。会計知識の基礎がついたからこそ、より詳しく質問できるようになりました。
月次決算の説明をいただく時には経理担当の妻も同席しているので、共に会計知識が向上したという実感があります。
現在社員は15名。チーム一丸となって頑張っておりますが、今後は他の社員も巻き込んで、経営的な感覚を養うフェーズへ移行していきたいと考えています。