年1回の決算ではあまりに危険だった
株式会社ファイテック・代表取締役 林富徳様
- 御社の抱える課題は何でしたか?
- 中京会計さんには愛知県へ移転してからずっとお世話になっていますが、移転直後の2014年、当時の開発者の裏切りなどが原因で出資がストップ、最大の危機を迎えました。その時は社内も家庭も荒んでいた時期で、中京会計さんからの「今だからこそ月次決算をしましょう」という前向きな言葉にも素直に頷けないほどだったのを覚えています。
- 月次決算でどのように解決できましたか?
- それでも会社の数字を毎月ナビゲートしていただき、劇的に業績が回復。資金コントロールが必要になる中で、最も重要になったのはリアルタイムな数字でした。弊社は商売の仕組みとして、海外からの材料仕入れから販売後の入金まで半年ほどのタイムラグがあります。そうした中で月次決算は計画的に動くため、大いに役に立ちました。
辛い経験を経て学んだのは「年1回の決算ではあまりに危険だった」ということです。毎日、毎月の数字を理解し動くと、全く違う景色が見えてくるようになりました。
- 毎月の数字を見ることでの変化はありましたか?
- 強く思ったのは、会計を“知っていること”とリアルタイム状況を“把握していること”には雲泥の差があるということです。経営者はそれなりに経理の知識もあるので、自社の数字の表面だけを見て理解した気になるのが一番危ない。月次決算によってあらゆる数字を見える化し、担当の方と一緒に数字を見ていくと理解度が高まり、知ったつもりになっていた自分に気が付きました。月次決算はウソをつかないですね。
また弊社の株主・金融機関の方々は数字に厳しいプロばかりですが、中京会計さんの月次決算書は見せたら即座に全体を理解していただけるほどのクオリティ。「そこまでやるか!」というレベルの顧問料の価値をはるかに超えるサービスに、感動しています。
また、これまで頼りにならなかったことなどがあり、会計事務所を2回変えましたが、会計事務所さんに会社の詳細までを理解してもらうには、1年や2年では難しいことが分かりました。今では、年を重ねるごとに、会社の細かいところまで理解度が深まっています。もうこれまでかという困難に直面した時も親身になって一緒に考えて頂き、幾度の困難を乗り越えて来られた経験から、中京会計事務所さんを心から信頼しています。